失せ物探し

 
 失せ物を探すのに、私たち占星術家はホラリー占星術を使います。失せ物とは、紛失物・行方不明者・迷子のペットなど対象は広いです。私のお店でも、お客様から失せ物ついて鑑定依頼を受けますが、私はお客様よりご質問をお受けしてその内容を私が理解した時間にホロスコープを作成して占っています。一方で、私が自分で失くし物をしたときは、それに気づいたときに、自分でホロスコープを作り占います。

 この失せ物探しの占い方は、ホラリーの本であれば、大抵出ています。自分で本を読んで理解して、それを自分で試してどうなるか調べてみようとする自己努力さえあれば、自宅で腕前を磨けますし、なんといっても安上がり、さらに時間を自由に使えます。ちょっと占ってみれば、どんなことを習得していけばいいのかわかりますので、まだ占ったことがない方、ぜひ試してみてください。徐々に少しづつ知識や技術が身につき、占いの幅が広がります。好奇心をもって取り組めば、楽しい趣味にもなるでしょう。もっとも、頻繁にペットがどこかに行ったり、物がなくなっては困るんですが、少なくとも困っている人の役に立てるかもしれないですね。


 失せ物探しで印象に残った鑑定はいくつかありますが、その一つをここに書きます。
 それは私の印鑑(三文判)の行方です。失くしたのは300円程度の印鑑ですから、誰かに鑑定料を払って占ってもらうような物ではありませんでした。こんなときは大抵「あぁ、占星術家やってて良かったぁ、節約できるし」・・なんて思います。

 元々、その印鑑は私の仕事部屋の備品用の引き出しに入っていまして、引き出しの中のどの位置にどの向きで置くのかも決まっていた代物でした。なので、紛失するはずの無いものでした。
 ホロスコープでは水瓶座にあった月が海王星を離れて、印鑑を示す天体まであと2度で完全なアスペクトを完成させるところ(アプライの状態)でした。その間、他の天体とはノーアスペクトです。そのままチャートを読むと、2ヵ月後に仕事部屋の引き出しの置いてある方位(おそらく引き出しの中)で印鑑が見つかる、という内容でした。

 「おや?・・・もしかすると今、そこにすでにあるのでは?」そう思い、引き出しの中身を全部出して一つずつ収納し直しましたが、どこにも印鑑は入っていませんでした。その後、急にお店の仕事が忙しくなり、印鑑探しを忘れていたのですが、2ヶ月後にふと、今頃、印鑑が見つかる時期だったなぁと思い出し、久しぶりにその引き出しを開けたところ、印鑑が引き出しの固定の場所に入っていました。

 成り行きで2ヶ月後に見つかるとはいえ、なぜその2ヶ月間、そこで印鑑が見つからなかったのか不思議に思いました。このようにちょっとした疑問がチャートをもっと深く読めるようになりたいと思うきっかけになります。


 〜書籍について〜
 失せ物探しは多くの本で扱われています。最初の頃は鑑定の腕前を短期間であげようと思いましたので、一人でも多くの占星術家の占断事例から学ぼうと、選り好みをせずに本を集めました。何人かの占断事例に批判的になることはあっても、私の場合、占断例から学ぶ姿勢は今も変わってないと思います。先人や先輩・同業者から常に、有効なものを学びとろうとする姿勢です。実際、いろんな占星術家の占断事例は、参考になることが多いと思います。洋書は1冊2000円〜5000円ぐらいで買えますから、1〜2万円でかなりの勉強ができると思います。その中でも、良書は内容がまとまっていますし、必要なところを読めるので便利です。良書は高度な技術だけでなく、依頼者や行方知れずの対象者への思いやりにあふれた内容で、心を打たれることがあります。


2006年4月5日新規
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