タロットカードを占う

 タロットカードを普段から使っているお客様より、次のような鑑定をご依頼いただいたことがありました。
 「私は長らくタロットカードで自分自身を占っています。ここ半年ほど、カードを1枚だけ選ぶと、同じカードが出てきます。なぜ同じカードが出るのか、星の声を聞きたいです。カードは隠者です。私は仕事と生活の両面で悩んでいることがあり、そのことを占うようになってから隠者ばかり出てきます。」
 タロットカードとホロスコープの関係は、とても面白いのですね。

 私が占ったケースは複数あります。いずれもお客様は大アルカナのウェイト版かマルセイユ版を使っているとのことでした。この繰り返し出てくるタロットカードの意味を、ホラリー占星術で、抱えている問題とあわせて占うと、ホロスコープではタロットカードの絵の主要な部分が星に置き換わり、本人が占おうとしていた事柄が出てきます。絶妙な組み合わせです。

 上述の事例では、カードは隠者です。その時のホロスコープのアセンダントのルーラーは、土星でした。土星には一人で作業をする、厳格、忍耐、嫉妬、などの意味がありますが、まさに隠者の象徴です。その時のホロスコープで、月は土星の傍らにありました。月はホラリー占星術では、本人を表すもう一つのシグニフィケーターです。本人の考えることが月の動きや状態、位置に表示されることがあります。隠者のカードに出ているランプのナチュラルルーラーは月です。ちなみに、このお客様が体験していることを出生図で確認したところ、ソーラーリターン図と合致しました。

 この他、女教皇が出続けたお客様、塔のカードが出続けたお客様の鑑定をしました。

 塔のカードの絵について触れますと、塔のナチュラルルーラーは、太陽、海王星、転落を表す星は土星、火の粉は火星です。私が鑑定したケースでは、塔を象徴する太陽と海王星は、そのお客様が魂のレベルでもっと理解を深めたいと思っていたハウスにそれぞれありました。ホロスコープで、土星と火星は、その時に何を苦労するのか表していました。占星術では土星には忍耐、火星には勇気という意味があり、この二つの天体は、忍耐のうちに苦難を乗り越えることを表すことがあります。鑑定したケースは、ある事柄について魂のレベルでもっと理解を深めるために、その人が何を克服する必要があるのかが出ていました。さらに月は、克服か放棄か二つの道を示していました。(この事例は、占断内容を具体的に書けないため、ここまでの描写となります)。

 きっと塔のカードは、とても大事なことを伝えてくれるカードなのだと思います。


 ホラリーでは、同じ質問を2度占わないというルールがあります。私自身、経験的に、また、いろんな意味でそれには同感です。上にご紹介した隠者や塔のカードの事例では、同じカードが出る不思議さを質問しているので、当初の疑問とは違うので占えたのだろうと私は考えています。


2009年1月16日新規

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