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これは、宝石やガラスの鑑定をご利用くださった何人かのお客様のことを思い出して書いています。 はじめに土星が関与する透明な美しいガラスについて触れましょう。 スワロフスキークリスタルのアクセサリーに関連して、ホラリーとネイタルで何件か占星術鑑定をしたことがあります。スワロフスキーは、色の透明感と輝きで世界的に爆発的な人気のあるクリスタル・ガラスの一つです。製品の色のバリエーションはたいへん豊富です。通常のクリスタル・ガラスよりも酸化鉛の含有量が多いのが特徴です。この酸化鉛を構成している鉛は、単体で存在するときは鈍く光る灰色の金属です。この鉛が酸素と結合して一酸化鉛になると黄色っぽい物質になります。その粉末は黄色の顔料として利用されます。このように鉛は化学変化で別の化合物になると色が変化しますが、クリスタル・ガラスでは、透き通った美しいガラスを構成する物質の一つになります。 占星術で鉛は土星、酸素は太陽、水星、金星などで表されます。私がスワロフスキーを鑑定した際は大抵は同じ一つのサインの中に土星と酸素を表す天体と他のいくつかが一緒に入っていました。それで、色はどうやって読むのだ、という話になりますが、サインやハウスが重要な役割を果たします。状況によっては、主要な天体以外に、一緒にそのハウスやサインに入っている天体も色の読み取りで考慮することがあります。 似たような話を金星で書きます。 10円玉を構成する主要な金属は、銅です。占星術では金星が銅を表します。余談ですが、古代、銅貨が多く出回っていた社会があります。現代でもそういう社会はあるかもしれません。そのような社会に限定するなら、金星はお金のナチュラルルーラーだというのは必ずしも間違いではないと思います。ただ、現代、経済的に発展している国の多くは、紙幣が主体ですから、お金のナチュラルルーラーは金星ではないでしょう。通常の鑑定では第2ハウスとそのルーラーを使うことが多くなるでしょう。幸運や金持ちを表す際に、金星や木星は出てくるでしょう。現代のような紙幣社会でも、金星はお金のナチュラルルーラーだと主張する本が今でも出てきます。この日本でも、です。このような著者は、銅貨が中心の社会で生きているのかもしれません。それで10円玉ですが、錆びると緑青(ろくしょう)が出ます。文字通り緑青色の錆びです。この緑青色は、銅の様々な化合物にも表れることがあります。 このように、一つの金属元素は、化合物になると色が変化する傾向があります。このため、鑑定で化合物の色は、化合物を構成する原子のナチュラルルーラーで読み取るのではなく、一緒にある天体を含めて、ハウスやサインを考慮します。 いつだったかあるお客様が、太陽と木星のパワーを取り込む石を知りたいと仰いました。それで何種類かお知らせし、ある年度について、ネイタルチャートに合致したものがその中のどれなのかもお伝えしました。その後、どこかで色の濃い宝石は土星の力が入るといわれて、鑑定結果に相違がないのか私に確認してきました。その際私は、絵の具を水で薄める例え話をして、当初の鑑定結果をご納得いただきました。 クリスタル(水晶)は美しい無色透明の結晶です。月がナチュラルルーラーです。ちなみに、月は水も表します。クリスタルの中には、黒っぽい濁った色を帯びたものがあります。煙水晶です。この色は、放射性物質の影響が起因していることがありますが、微量の鉄が混じって黒っぽい色を出していることがあります。このように、濁りや黒は、土星が表しているとは限りません。土星以外の天体の組み合わせとサインとハウスが、黒い物質を表すことがあります。 2010年4月23日新規
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