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【スターメディア通信】 2012.12.31.第47号
T. 気になるホラリーの占断方法
U. 新設予定の通信講座
V. お知らせ(メソポタミアの占星術の講座)
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T. 気になるホラリーの占断方法
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 プロの占い師さんの言葉を実際に聞くか読むなどして、これはおかしい、違うだろうというものを二つ書きました。これは私が教えている通信講座とは無関係です。

1.『ホラリー占星術でアセンダントが0-2度が表示される場合、占断依頼者の思慮不足が原因で占えないことを表しています。』

 これは古典とかモダンとか抜きにして悪い回答例だと思います。

 モダンでアセンダント0-2度の場合、ジェコブソンのように占うことが多いと思います。

 古典占星術においてアセンダントが0-2度の場合、占うには時期が早い、です。ただし、0-2歳の子供に関する質問は占えます。

 私の占断現場での対応ですが、アセンダントが0-2度の場合、赤ちゃんが関与する質問以外は、例えば次のような原則的な回答をしています。「占うには時期が早いので、今回は占えません。占うには、もう少し期間を置いた方が良いです」。

 鑑定を始めて5-6年ほどは、上の原則的な回答をしてきましたが、ある時占えないホロスコープの中には、占えない理由が出ているチャートがあることに私は気付きました。その後、わかるものについては、なぜ今は時期が早いのか一言添えるようになりました。これがお客様の状況に合致していると、占えない真意を速やかにご納得いただく助けになることがあります。

 さて、冒頭の悪い受け答えですが、実際のところ、占断依頼者が十分考えきれずに占断依頼に至るケースは、たまにあります。しかし、そこには、なぜそこで考えきれずに占断依頼に至ったのか、意味深い理由が出ていることがほとんどだと思います。

 いろんなホロスコープを見て思うのは、人が生きることは、霊的な成長を目的としているということです。


2.『ペレグリンで表される質問者は人格が未熟。』

 これは質問者ではなく、占い師が占いという専門業種で、特に専門知識の学習について、未熟であることを象徴している言葉だと思います。

 もしもあなたが、自分が全くの不得意の分野に取り組むために何かを始めようとしていて、その分野のことを全く知らないとします。そのことについて占う場合、あなたはペレグリンで表示される可能性があります。その分野で影響力がないからです。

 上の占断をした後に、質問者が全く別の鑑定を依頼するとします。質問が、その時点で上手くいっている本業に関するものであれば、新たに作成したホロスコープではエッセンシャルディグニティの高い天体で示される可能性があります。

 実際、1日の中で、同じ人物について占う場合、このように品位の異なる天体で示されることはあります。また、今日はペレグリンだったけれども、翌日はタームのディグニティを持って表示されていること、その逆もあります。

 ある分野の権威がペレグリンで表示されることがあります。チャートにもよりますが体調不良や何らかの問題を表していることがあります。


 1と2を通して言えることは、占星術や占いは、質問者の人格や霊的な成長の到達点を、評価したり裁いたりする道具ではないということです。先の占うことと無関係な評価を、占いや占星術を看板にして言うことは、実に不毛であり、占いそのものの信用を損なう行為だと思います。人のふりみて我がふり直せで、こういう不勉強と慢心は、生涯遠ざける心構えが大事だと思います。

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U. 新設予定の通信講座
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 1月上旬、講座を1つ開設します。
 この講座では、3つのチャートを使います。

 2つはマンデンに関連したイベントチャートです。
 1つはマンデンに関連したホラリーチャートです。

 この講座では、基本的なホロスコープの読み方に加えて、トランスサタニアンの冥王星をチャートの中でどのように読んでいくかという演習を含んでいます。さらに、マンデン、イベント、ホラリーのチャートの読み方を、少し習得できます。

価格は未定です。

受講資格は、初級編Iの知識が最低限必要なので、初級編Iを受講した人や受講中の人に限定します。この講座では初級編Iのテキストが必要です。初級編IIまで受講している人は、理解が早く、深くなること間違いなしです。

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V. お知らせ(メソポタミアの占星術の講座)
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ルーメン・コーレブからお知らせです。

2011年に、古代メソポタミア占星術の通信講座を開設しましたが、このほど、その第2弾が出来上がりましたので、ぜひご受講ください、とのことです。

詳細は、http://www.babylonianastrology.com/をご覧ください。

ご希望の方は、直接ルーメン・コーレブにお申込みください。
※たまに準備中の画面が表示されますがその際は時間をあけてご覧ください。

ギリシャ占星術以前の古代の占星術といえば、メソポタミアと古代エジプトがあげられます。天体の位置関係を見て何が起こるのか占う知識に関しては、西洋占星術はメソポタミアの影響を強く受けています。

メソポタミアの占星術の情報は、多数発掘された粘土板にあります。楔形文字ですから、翻訳者は決して多くないです。占星術の知識があってなおかつアッカド語などの翻訳実績のある人物の一人は、ルーメン・コーレブです。エヌマ・アヌ・エンリルの星座のタブレットを翻訳して、公開しています。
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★☆★ 編集後記 ★☆★
・皆様、いかがお過ごしでしょうか。
今年の冬は、寒さが厳しいですね。暖かくして過ごしましょう。(^-^)

・被災地の復興が遅々としていますが、一日も早く進むように、改めて祈りたいと思います。微力ですができることをしていきたいと思います。
 
・以前出版した「占星術の起源」ですが、のらりくらりと販売中です。Amazon.co.jpでも買えるように出品しましたので、クレジット決済ご希望の方はAmazonをご利用ください。

・今年も一年、たいへんお世話になりました。
寒い毎日が続いていますが、お体を大切にお過ごしください。
どうぞ良い年の瀬と新年をお迎えください。

2013年も、引き続きよろしくお願い致します。
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◆次号第48号は2013年2月頃にお届けする予定です。◆
 それまでにメールが発行される場合は、臨時増刊号になります。
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スターメディア通信 2012.12.31.第47号
発行責任者 森谷リリ子
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転載・引用の際は、事前に必ずご連絡ください。
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