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【スターメディア通信】 2016.12.30.第66号
I.  なぜ同じ質問を何度も占わないのか
II. 第7ハウスの木星
III. 偽名の鑑定依頼者
IV. 古典占星術通信講座のご案内
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I.  なぜ同じ質問を何度も占わないのか
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同じ質問を何度も占った経験はないでしょうか。

気になることがどうなるのかわからないとき、人は何度も占ってしまうことがあります。

古典占星術にはホラリーのように具体的な質問を占う技法がありますがこの鑑定では同じ質問を何度も占うのはあまり効果がありません。

なぜかというと、最初に占ったホロスコープにしか出ていない情報があるからです。また、最初と2回目以降で鑑定結果が異なることがあるからです。これらのことは古代から言われていることであり、多くのプロ占星術師が確認してきたことでもあります。私も例外ではなくどちらも数え切れないほど確認しています。

最初に占ったホロスコープにしか出ていない情報ですが、これは大抵の場合、占いを依頼した人にとって一番必要な情報です。鑑定を依頼する場合は、本当に鑑定してほしい占い師さんのところで占ってもらうのが最良です。ホラリーで鑑定依頼をされるお客様が、事前にタロットや易で占っている場合も同じで、最初に占ったものに重要な情報がでているものです。

同じ質問を2度以上占う場合について。占う側の話ですが、ホロスコープにすでに鑑定済みと思えるような表示が出ていることがたまにあります。これが読めるのであれば、お客様に実際に占ったかどうか確認して、占ったのであれば鑑定を断る方が良いと思います。それでも途中経過を知りたいという場合はあるもので、占えるホロスコープであれば依頼通り占います。

実際には2度目以降の占いでも、すでに占ったとは出ていないホロスコープなどよく出てくるものです。この場合、お客様から申告がなければそのまま占うことは多いです。結果が初回の占いと異なることもあれば経過の続きとして出てくることもあります。これによって占う側のその依頼者からの評価が下がることはあるかもしれませんが、私の場合お客様の依頼に基づき、ホロスコープを使って鑑定の可否を判断するのでホロスコープの情報を重視して判定しています。

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II. 第7ハウスの木星
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木星が第7ハウスにあると、対人関係で良いこと、悪いことなど、いろんなことが起こりやすいです。出生図でこの位置に木星のある方は経験的にそれをご存じかもしれません。

出生図で木星が第7ハウスにない場合、例えば太陽回帰図で木星が第7ハウスに来る年度について調べてみると良いでしょう。過去にあればその年度を振り返ると思い当たることがあるかもしれません。あるいはトランジットで出生図の第7ハウスを木星が通過する時期を調べることでも確認できます。木星は約12年で黄道を一周するのでトランジットは確認しやすいです。

木星が第7ハウスにあるときの注意点は、まれに騙さることがあることです。木星は幸運を運ぶ天体ですが、たまに法律や宗教に関与する人、親しさや友情を理由にする人物より詐欺をもちかけられることがあります。

木星が良く働くと、寛大で気前の良い人と出会うことがあります。何か契約するとき、約束するとき、拘束される期間が短いことがあります。何かと上手く事を運んでくれます。これは木星が出生図でデトリメントやフォールでも起こります。

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III. 偽名の鑑定依頼者
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プロで鑑定されている方、偽名での鑑定依頼はあると思います。匿名と書いた方が良いでしょうか。いや、偽名の人はいます。私の場合対面鑑定をせず、結果が残るようにすべて文書で、メールで対応していますが、メール対応故に匿名や偽名の依頼は防げません。

15年ほど前から常連のお客様の中に何人か偽名で鑑定依頼されている方々がいます。その中に有名なプロの占い師が複数います。これは、初回から数回目までの間に把握しました。10年以上前から鑑定を通してその人物の傾向を知っていること、中には相手が誰なのか占いを介して特定したものもあります。

何を言いたいのかというと、次の事です。

占う上で一番だめな鑑定依頼は、開運法を別人のふりをして依頼することです。命卜のつながりがよくわかっていないからだと思います。年配の男性が若い女性のふりをして恋愛開運法をホラリーとネイタルで依頼するのはおやめになった方が良いです。一番悪いのは、ホラリーの鑑定結果をそのままご自分のクライアントに伝えることです。

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IV. 古典占星術講座のご案内
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スターメディアで開講している講座で中級編IIIまで受講すると、ホラリーとネイタルの概要と具体的な鑑定の基本を学ぶことができます。

皆さまのご受講をお待ちしております。
http://www.starmedia.ne.jp/school.html
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★☆★ 編集後記 ★☆★
・ いつもスターメディア通信をお読み頂きありがとうございます。
・今年は好きなアーティストが何人も天に召されてしまいました。寂しいものですが、仕方ないですね。
・今年は大雨と水害の影響で驚くほど野菜が高騰しましたが、12月は大分落ち着いたと思います。皆様の近辺ではいかがでしたか。トマトはかなり高値だったと思いますが、11月以降も日照不足などの天候の影響か色の抜けたものが多く出回っていました。他の果実の中にも色の薄いものがありました。こうした体験から今年は太陽と農業、農作業、農作物のありがたさを感じる1年となりました。

・皆様、どうぞ良い年の瀬と新年をお迎えください。
 2016年もたいへんお世話になりました。
 2017年もよろしくお願い致します。
 皆様のご健勝とご多幸を心よりお祈り申し上げます。
 明るい気持ちで、日々心の中から人生を作っていきましょう。
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◆次号第67号は2017年3月頃にお届けする予定です。◆
 それまでにメールが発行される場合は、臨時増刊号になります。
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スターメディア通信 2016.12.30.第66号
発行責任者 森谷リリ子
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