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ここでは逆行の基本的な解釈を取りまとめました。 まず、順行・留・逆行は、太陽系内の惑星の運行の中で生じる見かけ上の惑星の動きです。 ― 天体の進む方向 ― 背景の恒星を目盛りにして見ると・・・ 順行中は西から東に天体が移動して見えます。(例:牡牛座の金星が10度から11度へ進む)。 留は天体が停滞して見えます。 逆行は順行とは逆の方向で天体が東から西に動いて見えます。(例:獅子座の土星が19度から18度へ戻る)。 内惑星(水星・金星)の逆行は、地球が内惑星(水星・金星)に追い越されるときに生じます。 外惑星(火星・木星・土星・・・)の逆行は、地球が外惑星を追い越すときに起こります。 これは陸上競技場の長距離走で考えるとわかりやすいかもしれません。コースの周囲のスタンド側にはぐるりと一周黄道12宮が描かれており、0〜30度の目盛りが記載されています。インコース内側から水星・金星・地球・火星・木星・土星・天王星・海王星・冥王星とランナーがおり、全員が同じ方向に向かって走り始めました。ここで地球のランナーはあなたです。足の速い身軽な水星に追い越されるとき、水星の向こうに見える黄道12宮の絵を背景に、水星がどちらを進んでいるか想像してください。絵の中を左から右に、つまり実際の進行方向とは逆向きに走行してみえるのが想像できると思います。それと同じ様に、右手を走る遅くて重い土星を追い越すとき、土星の向こうの黄道12宮の絵の中で土星が逆向きに動いて見えるのが想像できると思います。 ― 逆行の基本的な意味 ― 逆行している天体は、アクシデンタルデビリティが加算され(マイナス5)、天体の影響力は弱まります。マレフィックなものはその意味が強められます。 ホラリー占星術では「探している対象物が見つかる、戻ってくる」・「何かが突然起こる」・「延期・遅延」・「突然の心変り」の意味があります。 ネイタル占星術では、「事の完成に困難が伴なう」・「受け入れ難い」・「自分自身のもの(こと)にしておく」などの意味があります。 ― より細やかな解釈(ホラリー占星術などで使います) ― ◆ 順行から逆行したとき 遅延。損害。損害を背景にした不和など。 留の場合は逆行ほど悪くなく、すでに起きている悪いことは過去の出来事を示します。 ◆ 逆行から順行したとき 過去の障害や悪いことを示します。 留は順行ほどではありませんが、良いことを示します。病気の場合再生・回復の力、苦痛や困難を伴なうがゆっくりと回復する、完全な回復と言えませんがそれに近いことが多いです。 参考文献 Considerations Magazine Vol.XVI,No.2.P.32./Olivia Barclay,Q.H.P. Horary Astrology Rediscovered P.94,198/Olivia Barclay,Q.H.P. The Astrologer's Guide - Anima Astrologiae - No.25,26,74./Guido Bonatus,William Lilly Here and there in Astrology P.62./Ivy M.Goldstein-Jacobson 2001年の5月と8月に逆行について掲載しましたが、このほど逆行の要点のみを一つのページにまとめました。 2007年3月26日
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