なるべく丁寧に本を読みましょう
ハウスシステムは歴史上、正確には数えきれないほどたくさんありますが、実際に使われたものは少ないです。

古典占星術通信講座の初級編Tでは、ハウスシステムについて解説しています。

ここでは多数あるハウスシステムよりわずか4つについて記載しています。

4つの中で第1ハウスカスプと第7ハウスカスプが地平線を通過していないのはホールサインハウスだけです。

第1ハウスカスプと第7ハウスカスプが地平線を通過していないハウスシステムは他にも存在していることは文意からおそらく推測できるものと思います。もしもそういうことに興味があれば、講座外でご自分で御勉強されると良いと思います。



話題が変わります。鑑定のお客様からの問い合わせに、「海外のある有名な占星術家がホールサインハウスを推奨しているのですがなぜそれで鑑定をしないのか」という質問がありました。当然私は、普段仕事で、ホールサインハウスをネイタルの鑑定では使うことはありません。

なぜかというと、中世の技法の研究でこの業界で国際的に著名なロバート・ゾラーの本をはじめ多くの優秀な占星術家は、ディレクションの研究をしてその有効性を理論と占断の両方で示しているからです。私もディレクションについて実際に確認しているからホールサインは使わないわけです。

しかし、古代の一部の技法で鑑定する場合、ホールサインが極めて有効なものがあるのです。そこに限定してホールサインをゾラーが推奨していたものは氏のアーティクルなどで読んだことがあります。


良書は繰り返し読むことが大事だと思います。人間は思い違いをするからです。

新規 2018年9月13日


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